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ネット限定!本誌掲載分とは別の質問に玲子さんが答えてくれる「心霊質問箱」のコーナーです。
玲子さん宛のお手紙を受けつけています!
2010/01/06
第3回
広島県◆H・Sさんからのご質問
- 主人の病気はご先祖様が怒っているせいなのでしょうか?
初めてお手紙させていただきます。ご相談したいのは主人のことです。
主人は心臓の病気で現在、入院しています。亡くなった義父も、主人と同じ心臓の病気をわずらっていました。国指定の難病で、今のところ完治することはありません。それは結婚前に主人と付き合っている時から知っていましたし、納得もしていました。
ただ入籍する前、時々母や叔母が相談にうかがっているお不動さんのお坊さんから、主人の病気について「ご先祖様が、彼が地元を出たことを怒っていて病気になった。お義父さんも彼を地元から出したことで病気になった」と言われました。
「今の会社にいると定年まで生きられない。地元に帰れば病気の進行も止まる」とも。そのことは彼には言えず二、三年たちました。
最近、特に病状が悪く、とりあえず投薬治療中ですが、次に悪くなれば人工心臓をつけて移植の順番が来るまで入院になると言われています。
今回退院したら、主人の地元に帰ってもよいかと思っています。ただ、本当に進行は止まるのでしょうか? ご先祖様は怒っているのでしょうか?
今回の入院で初めて知ったのですが、主人の実家は先々代と、その二代前も養子を取っていて、男の人が続かないということでした。義母には軽く言われましたが、その言葉で不安が増すばかりです。
もし、玲子さんが「ご先祖様は関係ない」と言ってくだされば、そのつもりで主人とがんばっていこうと思います。でも、本当にご先祖様の影響があるのならば、どうしたらいいでしょうか? 一人で家にいると悪い方にばかり考えてしまいます。
玲子さん、私はどうすればよいでしょうか? 何かアドバイスをいただけないでしょうか。よろしくお願いします。
寺尾玲子からの回答
- ご先祖様の怒りのせいだとは思えないし、それらしいものも感じません。
このお手紙をいただいて久しく時が流れてしまいました。ご主人様のご容態はいかがですか? 少しでも回復なさって安定なさっていることを願いつつ続けさせていただきます。
私はあなたのお手紙の文面を拝見していて、ふと思うことがありました。養子を取る代があったにしても、ご先祖様が命にかかわるような病気を子孫に与えるものなのだろうか? 地元を出ることを怒ってそんな罰を与えるのだろうか? と。
養子まで取ってつなげてきている家系であるなら、故郷を捨てることは許され難いのかとも思いますが、それならばそうまでしてつないだ血筋を絶やしては、元も子もないと思うのです。地元の土地を守らない子孫ならば、いっそ絶やしてしまえというような乱暴な発想なのでしょうか。
私はお訪ねになられた、お不動様のお坊さんの言葉に疑問を持ちました。たぶんあなたも私と同じくらい疑問をお持ちなのではないかしら。
ご主人様は地元を出たから大変な疾患をかかえることになり、そしてお義父様はご主人様を地元から出したことで病気になったのだとしたら、そんなにご先祖様が土地に執着していることに驚愕をおぼえます。それほど恐ろしい執念を抱えた土地ならば、いっそ手を切って関わらない方がよいとさえ思えます。
本当にそうなのでしょうか?
私はこう思います。
ご主人様の家系は、苗字は養子に入られた先のものを使っていますが、累々と重ねられた、養子に入る前の血縁のご先祖様も確実にいるはずなのです。そしてその方々も、子孫の幸せを冥府から祈り続けていると思うのです。
養子に入るということは、確かに行き先の家の影響を大きく受けるのでしょうが、そればかりではないでしょう。それに地元から他の土地に移動することは、そんなに悪いこととも思えません。
たぶんご主人様は、もう一生地元には戻るまいと固い決心をされて出たわけではないでしょうし、仮にそうであったとしても、その理由と考えがあってのことだったのでしょう。
それに何よりまだ地元には、お母様や他のお身内の方たちが生活なさっているのでしょう? そうであれば、ご先祖様の大切な土地を子孫が捨てたことにはならないのだから、怒りをぶつけられるいわれもないのではないでしょうか。
私にはどうしても病気の原因が、ご先祖様の怒りによるものだとは思えないし、それらしいものも感じられないのです。
それにあなたのご主人様は、ご病気になってしまったこと以外では恵まれた、運の強い人生を歩まれた方だと思います。
あなたはこれからも、ご主人様を支えてご一緒に闘うのでしょう? どうかあるはずのないご先祖様のストレスを感じることなく、真っ直ぐな目でご主人様を見てあげてください。
私も一日も早い回復をお祈りしております。あなたもどうかお身体を大切になさってくださいませ。

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