[特集]「報道の自由」って何ですか/裁判を取り戻す
[特集Ⅰ]「報道の自由」って何ですか
報道も取材も「自由」ではない
〝職能〟を〝職責〟に高めてこそ
駒村圭吾(慶應義塾大学教授)
重大事件なら実名報道は「相場」?
被害者取材で想像すべきこと
天野康代(弁護士)
問われる危機事態の報道
公共性と社会的責任の観点を
福田 充(日本大学教授)
既存メディアの歪んだ特権意識が
報道の自由を脅かしている
神保哲生(ビデオジャーナリスト)
香港メディア「リンゴ日報」廃刊
報道の自由はいかにして崩れたのか
益満雄一郎(朝日新聞前香港・広州支局長)
メディア不信を乗り越えるため
市民の仲間となる職業文化へ
南 彰(朝日新聞政治部記者)
[特集Ⅱ]裁判を取り戻す
公共情報としての裁判記録
恩恵でなく、市民の権利に
澤 康臣(ジャーナリスト)
刑事裁判と訴訟記録の公開
民主主義支えるため不可欠
福島 至(龍谷大学名誉教授)
歴史の検証から閉ざされた裁判記録
保存・閲覧のためのルール整備を
青島 顕(毎日新聞記者)
裁判記録で迫った〝無期懲役〟
「日本一長く服役した男」制作秘話
杉本宙矢(NHK記者)
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《特ダネの記憶》神奈川県警不祥事
「警察の嘘」追い詰めた記者たち
報道各社一丸、隠蔽を許さず
元本部長ら起訴、「戦後最悪」事件に
松永 努(時事通信社元社会部長)
■メディア・リポート
新聞
理念が霧散した「復興五輪」
危機感と感動が並行した夏
寺島英弥(ローカルジャーナリスト)
放送
五輪とコロナ、問われた優先順位
ドキュメンタリーに見えた光明
水島宏明(上智大学教授)
出版
図書館資料のデジタル化スタート
著作権法改正のビジネスへの影響
植村八潮(専修大学教授)
ネット
東京五輪で吹き荒れた
キャンセルカルチャーの行方
猪谷千香(ウェブメディア記者)
■海外メディア報告
「メルケル後」決める連邦議会選挙
エコロジー社会推進の行方
熊谷 徹(在独ジャーナリスト)
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